今週の中京・注目新馬をご紹介

こんにちは。栗東は秋の気配が漂っています。日が昇ればさすがに暑いですが、夜は冷房なしでも眠れる感じ。秋競馬の季節ですね。今回も注目2歳馬を紹介したいと思います。極ウマ制定の「クラシック番付」も再開しました。毎週水曜付に掲載。ぜひご覧下さい。ツイッターの「極ウマPOG捜査官」では、随時2歳馬&新馬情報を更新。そちらもぜひ。

12日・土曜中京4R メイショウハボタン(牝、南井)は、フロンテアクイーンの全妹。1カ月ほど毎週、酒井騎手騎乗で追い切っています。酒井騎手は「いいですね。1カ月ぐらい乗っていて、ここ2週、気も乗ってきた。2歳だけど芯の入った走りで重心がしっかりしている」と、上々の感触です。

12日・土曜中京4R プロテアヴィーナス(牝、音無)は、2日に坂路で4ハロン51秒5をマーク。生野助手は「水準以上の動き。ゲートも速い。走りも真面目。初戦向き」と高評価です。

12日・土曜中京5R ララティーナ(牝、長谷川)は、調教の動きが軽快。最終追いは芝コースで6ハロン81秒0―11秒6。騎乗した藤岡康騎手は「動きは良かった。実戦で、この距離(芝1400メートル)で、この動きが出来るかどうか」と話しています。

13日・日曜中京4R ブザービート(牡、寺島)は仕上がり良好の様子。寺島師は「そこそこの時計は出ている。乗っている感じはいい背中をしている。走ってきそう。まだ幼いので、競馬で幼さが出なければ」と素質を評価。

13日・日曜中京5R モンテディオ(牡、松田)は、最終追い切りで、Cウッド6ハロン82秒7―11秒7。やや重でもしっかり動きました。岩田望騎手は「最後までしっかり走ります。スタミナがありそう。距離も長くていい。折り合いも大丈夫」と合格点。注目しています。

【網孝広】


写真で振り返る札幌出張

お久しぶりです。松田です。

夏の北海道シリーズが終わりました。

今年は函館2週間、札幌3週間、セレクトセール、牧場取材など、夏の半分ほどを北海道で過ごしました。

 

夏競馬は終わりましたが、北海道はまだまだ残暑が厳しいです。

最も暑かったのが滞在最終日の8日。札幌では9月の観測史上最高タイの32.7度まで気温が上昇しました。これも台風10号の影響だとテレビのニュースで見ましたが、ここまで暑いと北海道感が全くありません。ホント、暑かった。

 

今年も札幌滞在中は、普段の取材以外にもいろんなところに行きました。

帯広までばんえい競馬を見に行ったり(ばんえいグランプリがBG1からBG2に降格していたのはレース当日に知った)、

電車に荷物を置き忘れて小樽に取りに行ったり(見つかってよかったけど反省)、

浦河町で直木賞作家の馳星周さんを取材したり(馳さんはステイゴールド一族の大ファン)、

競馬場できれいな虹を見たり(滞在中3回見ました)、

札幌記念でノームコアの強さにしびれたり(わが本命ラッキーライラックは3着)、

札幌2歳Sでソダシが達成した白毛馬によるJRA芝重賞初制覇を見届けたり(2着馬は抜け)、

日本で唯一競走馬の生産、育成を行う静内農業高校に行ったり(詳細は後日の紙面で)、

社台スタリオンステーションにお邪魔したり(モーリスはいつも舌が出てる)、

馳星周さんの競馬愛を間近で見たり(写真撮りまくり)、

ノーザンホースパークでポニーショーを見たり(こちらも舌が出てる)

ウインドインハーヘアを見たり(御年29歳!まだ元気)、

充実した3週間ちょっとでした。

 

今週から秋競馬。

これまでの取材が生きるような記事、予想をたくさん書きたいと思います。

では。

【松田 直樹】


ゴールドシップとの〝一騎打ち〟

その存在感も人気も健在だった。

 

3日木曜午後にビッグレッドファーム(北海道新冠町)でゴールドシップを取材した。現在11歳。さらに白さを増したように見える。現在はコロナ禍により一般見学休止中で、誰もいなくて心なしかヒマそうな様子だった。

 

 

やんちゃ全開だった現役時代とは一転して、ずっとのんびりしていた。ビッグレッドファームの蛯名聡マネジャーに聞くと「こちらに来る前は(激しい気性だと)構えていたんですが、そんなことはなく非常に利口な馬です」とのこと。勝負の世界から離れ、すっかり〝変身〟したようだ。ただ、2年前にダノンバラードが入厩してきた際には「立ち上がってギャーギャー言っていた」とか。性格が180度変わったわけではなさそうだ。後日、現役時代に担当した今浪厩務員に「おとなしくなりましたね」と話題を振ると「シップはトレセンに来るとスイッチが入る」と懐かしそうに振り返っていた。トレセン取材がほとんどの僕は「スイッチオン」の彼しか知らなかったというわけだ。

 

ゴールドシップ2

表情も穏やか

 

写真撮影は放牧地にいるゴールドシップを自由に撮らせてもらう形式だった。周囲は見渡す限り無人。僕と彼との〝一騎打ち〟という、なんともぜいたくな状況だ。しかし、撮影には大苦戦した。こちらとしては動きのある写真を撮りたいが、もはや暴れん坊ではないゴールドシップは、ずーっと草を食べているだけ。頭を上げてさえくれない。もちろん、指示など出せない。こうなれば我慢比べ。放牧地の周りを歩き回りながら、カメラを構えて1時間以上も対峙(たいじ)した。現役時代だったら、シャッターチャンスには事欠かなかったのだが…。

 

ゴールドシップ3

僕の願いもむなしく、黙々とお食事中…

 

種牡馬としての活躍を期待される。種付け頭数は16年109頭、17年110頭、18年93頭、19年107頭、20年95頭。ずっと100頭前後をキープしている。2世代目となる今年の2歳は初年度以上に勝ち上がっており、札幌2歳Sでも5頭出しで3頭が掲示板(2、4、5着)に載った。蛯名マネジャーは「一番の特長は筋肉の柔らかさ。力強さもあります。今年の活躍を見て(種付けシーズンが)にぎやかになれば」と期待を寄せる。父としてもぜひ〝黄金時代〟を築いてほしいものだ。

 

取材した模様を紙面やSNSなどで紹介すると、ファンの人たちから想像以上の反響があった。その人気は今も健在。これまでは一般見学可能で「会いに行ける名馬」だっただけに「早くまた会いたい」という声も多かった。実は僕も昨年に家族旅行で訪れている。早くコロナ禍が収束して、ファンにお披露目できる状況になってほしい。

【太田 尚樹】